プロフェクト8

筆者らがとある地域で行った健診プロジェクト8という活動にについて紹介したいと思います。これは,そのとある土地から HbA1c 8%以上の人をなくそうという目的の「プロジェクト 8」の一環として行われたものであるのですが,職域健診受診者に対して,人間ドック方式を採用し、 HbA1c 8%以上で治療が必要であるという旨の通知を要を受け取っていながらいまだに病院を受診していない受診者を調査し、その受診者に各企業の健康管理者を通して受診を促し、紹介状を渡して必ず病院を受診してもらうようにしたところ、HbA1c 8%以上相当の受診者は大きく激減していました。実はこのプロジェク卜が成功した本当の理由というのは、 もちろん人間ドックの結果をもとにフォローアップを大切にしている点というところが大きいけれども、 「地域医療学校」という住民への啓発活動が大きな元にあって成り立っていたのであります。人間ドックを受けられた受診者を含む地域住民への啓発活動が、このフォローアップ体制を確実なものにするために必要であった地域医療学校では,スローガンとしてあげていた「住民こそが医療資源である 」を掲げ,地域住民を学校の生徒として捉えて,糖尿病を予防することの大切さ,健診の大切さ,救急車を利用するときの方法、かかりつけ医と病院との関連など医療における重要な問題点を地域住民が学べる場となっている。これを人間ドックにあてはめることで、人間ドックにかかわる者たちが,人間ドックの検査の標準化を高め,フォローアップ体制を確立したものにし、人間ドックの有用性のエビデンスを構築し、その地域の住民に信頼される機関へと成長していくことが求められているものと思われる.人間ドック健診機関は、人間ドック受診者に対する健康への啓発活動を発展させ、地域全体への健康情報発信の中心になれるように努力していきたいものであります。

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