インフルエンザ検査

インフルエンザ、毎年猛威を振るい、39~40℃の高熱・寒気・怠い・関節痛・筋肉痛・鼻水・くしゃみ・のど痛・咳・嘔吐・下痢など様々な症状を伴う感染病の一つであり、感染から1~3日間の潜伏期間を経て発症する。 このインフルエンザウイルスには、A型・B型・C型の3種類が存在しており、日本国内で流行するのはA型とB型である。非常に感染力が強く、毎年全国各地で流行がみられる。また、重症化するケースも少なくなく、乳幼児や高齢者だと死亡例も報告されている。インフルエンザの多くは症状で判別できることが多いが、最近では手軽に行える検査が開発されており、一般の医療機関でも広く行われている。鼻汁(鼻腔粘膜)を専用の綿棒で採取し、検査紙につけるだけの簡易な検査であり、苦痛などもほとんどない。10~15分ほど待つと、検査紙の色が変化してインフルエンザウイルスに感染しているか否かを診断するのである。 日本国内ではA型とB型があるとお伝えしたが、この検査からA型だと検査紙が赤色に、B型なら青色に変わるようになっており、単に感染の有無のみ判別するのではなく、具体的に何型に感染しているのかも見分けられるようになっているのである。しかしながら、潜伏期や発症してから間もなくだと検査で感染を感知できない場合もある。まだウイルスの量が体内で繁殖されておらず少ないことが原因なのだが、症状が出始めてから12時間くらい経つとウイルス感知が出来るとされている。 さて、インフルエンザに感染していると分かったら適切な治療を受け、安静にするとともに他の人にうつさないようにすることが大変重要である。また、インフルエンザは重症化することがしばしばであり、心臓発作などを誘発する事例も確認されている。時には生命にもかかわり得る病気なのだ。特にお子様や高齢者の方には十分注意し、早めに医師の診療を受けていただきたい。

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