肝疾患の注意点

肝疾患であるか確認する際注意するべき点がある。一つは発症状況・経過などにより急性肝疾患なのか、あるいは慢性肝疾患なのかを見分ける必要があるといえるだろう。急激な肝障害がみられる場合であっても、慢性肝疾患が劇的に悪化した可能性もある為、このように急性か慢性かを見分ける必要があるのだ。

もう一つは肝機能の障害進行度・重症度を把握するという事である。重症肝炎・劇症肝炎をまず念頭に置いた上で重症度を判定するのが好ましいだろう。
最後に、原因を推測ないし類推するという事を注意すること。

既往歴・家族歴・日頃の生活習慣・飲酒歴などの問診、肝炎ウイルス検査より肝疾患の原因を追究するのである。健診内でも特定しやすい疾患とそう無い疾患が存在する為、判断材料をもとに丁寧かつ適切な診断が求められる。

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