筋委縮性側索硬化症(ALS)の症状

ALSの症状としては、力が弱くなり・痩せてくるなど、身体の筋肉を自由に動かせなくなる事で、日常生活に支障をきたします。喋りづらくなったり、むせやすくなるというのもALSの特徴だといえます。呼吸の力も弱まり、息切れしやすくなります。とはいえ、症状の始まる部位には個人差があります。進行していくと全身へと症状は広がり、自力で呼吸できなくなります。知能や目の動き、感覚、排せつ機能は保たれます。内服薬がありますが、前述した通り治療はまだ困難な段階であり、現状では進行を止めたり・治したりという事はできません。ですので内服薬に加えて、過労を避け、病状に合わせてリハビリテーションを受けるという流れになります。転倒やむせを防ぐ対策を講じつつ、胃瘻造設越という胃に直接栄養を送り込む方法や人工呼吸器装着について、担当医からしっかりと説明を受けた上で方針を決定していきます。