LDH(乳酸脱水素酵素)

LDH(乳酸脱水素酵素)は身体の中でブドウ糖がエネルギーに変えられる時に必要な酵素の1つで、乳酸脱水素酵素と呼ばれます。LDHは全身のほとんどの臓器や細胞に存在し、それらの臓器や細胞がダメージを受けると、血液中に流れ出ていきます。このLDHを調べる事で、色々な病気の手がかりをになります。LDHは、多くの臓器の中でも肝臓・心臓の筋肉・骨格筋・血球に多く含まれていて、つまりこれらの臓器に異常がないかを知る為の検査なのです。LDHが上昇する具体的な疾患としては、急性肝炎・慢性肝炎・肝硬変・心筋梗塞も・筋ジストロフィー・多発性筋炎・溶血性貧血に加えて、肝がん・胃がん・肺がん・前立腺がん・白血病・悪性リンパ腫等の悪性腫瘍があげあれます。LDHは、このように多岐にわたる疾患で上昇する可能性があるので、まず異常を感知するスクリーニング検査が有用だと言えます。LDHの異常が認められた場合には、他の検査データに異常が 出ていないかを調べ、障害が起きている臓器を推定していくのです。各種の臓器の異常によって血液中のその量が増えるLDHですが、障害の場所の特定する為には「アイソザイム」を推定します。LDHなどの酵素は、サブニットと呼ばれる複数の構成要素から成り立っています。その構成要素の違いから種々の亜型に分類する事ができ、この亜型アイソザイムと言います。LDHに関しては5つのアイソザイムが存在しているのですが、血液中のLDH全体が増えていると判明した時、5つのアイソザイムのうちどのアイソザイムが増えているのかを調べる事で、障害を受けている臓器をある程度推測する事が可能です。

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